新人看護師の教育体制

新人教育

新人支援体制

新人支援体制

看護技術の習得だけでなく、
社会人としての成長を支えます。

新人看護師の教育に関しては、チューター制度を導入しています。
チューター制度とは、先輩看護師(チューター)と新人看護師が、1対1で支える支援体制です。
看護技術の習得だけでなく、社会人としての成長や看護師としての成長を支え、精神的な支援も行えるような体制をとっています。
もちろん、チューターが不在の日でも、チーム全体が支援できるようにスタッフ全員がチューターとなれるように、3月に全職員が研修受講をしております。病院全体で、新人看護師を支える体制を作っています。

教育のキーワードは、社会人基礎力・臨床判断・レジリエンスです。

1. 社会人基礎力

1人前の自立した看護師として成長するためには、看護技術の習得だけでなく、社会人としての基礎能力が求められます。
(経済産業省ホームページより https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/
研修においては、【目的】・【学び】を明確にし、そして学んだことを【統合】できるようにリフレクション(振り返り)を繰り返しながら進めています。その中で、【前に踏み出す力】・【チームで働く力】・【考え抜く力】を育成できるように、実技演習やグループワーク・シミュレーションなどを組み合わせて行っています。
小人数だからこそできる、研修プログラムが特徴です。

2. 臨床判断

看護師が、臨床においてどのようにアセスメントを行っているのか、その思考過程を明らかにすることは忙しい実践の現場ではなかなかできないとされています。ですが、そのアセスメント=【臨床判断】が看護師としての成長を支える大きなキーワードと考えています。「判断するための思考を振り返り、その意味を考える」ということを大切にしています。そのため、新人研修からベテラン看護師が受講できる研修にまで、臨床判断を意識した研修を企画しております。

3. レジリエンス

レジリエンスとは、「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味があります。看護実践の中で、時に感情を揺さぶられることがあります。患者との出会いだけでなく、別れの場面や急な変化が起きる場面なども経験します。その中で、どんな時でも自分の感情を大切にしながら、しなやかに対応できるような看護師を育成できるように心がけています。倫理的な感性を大切にしながら、互いの価値を認めあえるような職業人としての育成を目指しています。

新人年間計画

  • 4
    入職オリエンテーション

    入職オリエンテーション

    院内のことを理解できるように全体オリエンテーションから始まります。

  • 5
    技術研修 夜勤オリエンテーション

    技術研修 夜勤オリエンテーション

    初めての夜勤は、前後の過ごし方やタイムスケジュールのレクチャーだけでなく、実際の消灯まで看護を経験します。
    夜勤は、自立するまで先輩がフォローできる体制をとっています。

  • 6
    危険予知トレーニング

    危険予知トレーニング

    業務に慣れてきた時期になります。そこで、危険を予見し、予防的アセスメントができるようにGWを行いながら進めていきます。
    フォローアップ研修も行い、情報交換等も行っていきます。

  • 7
    看護理論・看護過程について

    看護理論・看護過程について

    オレム看護理論に基づき、看護を展開させるための理解を深めていきます。日々の実践を振り返りながら、思考の整理やリフレクションを行うことで、さらなる看護実践力の向上と臨床判断能力の向上を目指しています。

  • 8
    フォローアップ研修

    フォローアップ研修

    入力から5カ月、今の自分を振り返り、看護師としての成長を実感できるよう振り返りを行います。
    写真を見ただけでも、成長がわかります。

  • 9
    フィジカルアセスメントⅡ

    フィジカルアセスメントⅡ

    日々の看護の視点を、研修の中でさらに深めていきます。業務の中での気づきを言語化することで、臨床判断能力をさらに育成できるよう支援しています。
    入職後、半年となり、自己の成長が実感できるような研修を企画しています。

    コロナ禍のため、ZOOMを活用した研修を行っています。

  • 10
    シミュレーション研修 多重課題

    シミュレーション研修 多重課題

    受け持ち患者が増え、様々な多重課題に対しどのように対応できるか、優先順位に対する考えや対応を明らかにし自己の看護場面を振り返ります。
    自己評価だけでなく、他者からのフィードバックを受け、看護師としての態度面での成長を促進しています。

  • 11
    シミュレーション研修 急変時の対応

    シミュレーション研修 急変時の対応

    部署の主任やチューターとともに、急変時の対応をシミュレーションしながら学びます。
    急変が起こらないように観察することも大切ですが、いざという時の対応も理解しておくことで、さらなる成長へつなげていきます。

  • 12
    看取りの技術

    看取りの技術

    看取りの際のケアだけでなく、自己の死生観について考えながら行う研修です。患者さんとどのように向き合ってきたのか、どんな気持ちであったのか、丁寧に振り返りながら進めています。

  • 1
    退院支援

    退院支援

    日々行っている退院支援について、改めて振り返りながら、地域連携や入外連携について学びを深めます。多職種との関りや受け持ち看護師としての成長につなげます。

  • 3
    院内静脈注射レベルⅢ取得に向けた研修・まとめの会

    院内静脈注射レベルⅢ取得に向けた
    研修・まとめの会

    静脈留置針穿刺ができるように、院内資格取得に向けた研修とともに年間の研修のまとめを行っています。

1年を通し社会人基礎力・臨床判断力を身に着け、レジリエンスについて意識した看護師として成長できるように計画しています。
成長をさせるためには、1年目だけでなく、その後のメンバーシップの育成やリーダーシップの育成等、次のStepへ進めるように支援できる教育プログラムを立案しています。

4、5月 新人看護師の勤務

4月は、病棟に慣れることと技術習得を目標として行動します。
5月からは、夜勤など変則勤務が入りますが、先輩とともに行動しますので、不安な点は相談しながら行うことができます。

4月

画像は拡大してご覧ください
4月
4月の新人看護師の勤務

5月

画像は拡大してご覧ください
5月
5月の新人看護師の勤務

教育計画

TOYOKOラダー別 教育計画

組織的役割遂行能力 組織的役割遂行能力
教育計画

1. Toyokoラダー ―看護実践力の評価とキャリアラダーについてー

聖マリアンナ医科大学東横病院では、看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)に基づき、看護実践力の評価を行っています。同時に、キャリアラダーとして、看護師が組織の一員として参加する自己教育・研究能力、組織的役割遂行能力など自己の成長のために必要な能力について評価し、個々の課題の明確化を図っています。2つの評価を行うことで、看護師としての成長と社会人として組織の一員としての成長が明らかにできるようになっています。課題を明確化しやすく、それぞれがどのようなキャリアを歩むのか一つの指標となっています。

2. 新人研修だけではなく、幅広い研修 ―個々の課題に合わせた研修企画と支援-

新人研修を修了すれば、1人前ではなく、メンバーシップやリーダーシップの育成を行っています。また、管理的な視点や教育的な視点など、それぞれの課題にあった教育計画が企画されています。
経験が豊富になるほど、院内の研修だけでは課題を達成できない場合もあります。その際には、院外の研修への参加を支援しています。自己の成長を見据えた支援ができるような体制をとっています。
院内には、管理研修修了者や認定看護師、特定看護師、クリニカルナースエデュケーター(CNE)など長期研修を受講したのちに資格を取得した看護師もいます。それぞれの活動は、キャリア開発のページをご覧ください。

3. オンラインシステムを活用した学習支援

看護技術に関しては、エルゼビア社のNursingskillというイーラーニングシステムを活用しています。
動画を含めた技術教育に繋がっています。自分の見たいタイミングで確認ができ、何度も視聴ができるので、先輩に聞きにくいことも常に確認できます。さらに、疾患について調べたいときには「今日の臨床サポート」動画での講義を受講したい場合は「Safety plus」など、さまざまな教材が院内のパソコンやiPadから視聴することが可能です。大学病院ならではの、イントラネットを活用した、文献検索や雑誌の閲覧など学習支援がそろっています。

4. キャリアファイル

新人研修から3年目までは、必須の研修となります。
以後は、写真のようなキャリアファイルの自己のキャリアを積み重ね、「どんな看護師になりたいか」という思いを明らかにしながら、自己の看護師としてのキャリアを明確にしていきます。

キャリアファイル

院内教育

院内研修の実際

1. CNⅠ研修

基本的な看護手順に従い必要に応じ、助言を得て
看護を実践する

CN1を取得できるよう、新人研修や所属部署での研修だけでは身に着けることができなかった技術の習得やメンバーシップを発揮するためのコミュニケーションスキルを深める研修となります。
臨床判断力や対人関係スキルの向上を目指し、グループワークやロールプレイなどを行い、リーダーシップをとるための準備を行えるようにしています。

CNⅠ研修

2. CNⅡ研修

標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する

入院から退院まで、受け持ち看護師として患者にかかわることができ、自律した看護師として実践できるような研修を企画しています。リーダーシップを育成していくため、ファシリテーションやディベートなどを用いながら、さらなるコミュニケーションスキルの向上とともに、レジリエンスの育成や社会人基礎力への支援を行っています。

GWを通して、自分の思いが表出や内省の大切さを伝え、互いに承認しながら、成長できるように支援しています。

CNⅡ研修

3. 管理研修

看護師としての自律とともに、さらなるリーダーシップ発揮に向けた研修を企画しています。
リーダーとして、問題の明確化から解決に向けた計画立案から実践、評価までのプロセスを大切にし、その中で自分の強みと弱みを生かし、どのようにリーダーシップを発揮していくことが効果的なのか実践型の研修です。

経年別以外の研修

1. 倫理研修

倫理的問題を抱えながらも、解決に向けての1歩を踏み出せずもやもやしていることもあります。そんな思いを解決できるように研修を企画しています。何がもやもやの中にあるのか、問題に対し一つ一つ丁寧に分析を行い解決に導きます。

管理研修

2. 臨床判断研修

看護師が行う思考を明確化し、自己の判断はどのように行っているのか振り返ります。自己の推論パターンが直観的なのか、分析的なのか明らかにし、事例を通して臨床判断に必要な知識を補うことができる研修です。思考パターンの理解や患者理解を深めることで、看護実践力の向上につなげています。

3. 認知症患者対応力向上研修

認知症を抱える患者の対応について、患者ごとに様々なケア介入が必要です。「パーソン・センタード・ケア」の視点を大切にし、その人を中心としたケアを行うため、全看護師が参加し研修を行います。Eラーニングとともに、各部署で研修修了者が中心となり、事例検討を行うことで患者にあったケア介入を日々積み重ねています。

私たちと一緒に働きませんか?
私たちと一緒に働きませんか?

病院見学会・インターンシップを随時行なっています。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。

TEL:044-722-2121 受付時間:平日 9時〜16時